Last Update 2009/06/01
本体:コニーリオ
発現からの経緯:本体の生まれ付き。存在が確認されたのは本体が17歳の時(2001年春)。
タイプ:中距離、思考分離、回復、直接攻撃型
特徴:ウサギ型。全長30cm。体表は白い(部分的に金色の)毛で覆われている。右目は赤く、左目は金色で右より少し小さい。眉間には青い宝石があり、耳の先、両手の甲にも宝石のようなものが付いている。ある程度の意志を持つ。
能力:対象の「苦痛」を吸収する。
- 基本的には生物の傷を舐める、あるいは吸い付く事でその傷を癒す。また、精神的苦痛も吸収する。
- 毒やウイルスさえも吸い出して癒せる。
- 癒せるのは生物だけで、無生物を修復する事はできない。
- 「苦痛」を過剰に吸収すると巨大化し、暴走する。この時、それまでに吸収した毒素等を増幅し、全身から発散する。
- 本体が傷付くと勝手に癒す習性がある。
補足:このスタンドは 『パープル・ヘイズ』の『殺人ウィルス』を大量に吸収した事により暴走した事がある。その際は全長5m程まで巨大化し、凄まじいパワーを発揮した。その後、最終的には本体の精神力によって沈静化し、元の状態に戻った。
ダメージ伝達:部位相応(ただし、スタンド自体へのダメージも吸収するのでダメージを受ける事はない)
射程距離:20m(暴走時は延長)
能力射程:−
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | E(暴走時A) | D(暴走時A) | A | D(暴走時E) | A |
謎・疑問点
- このスタンドがダメージを受ける事はないのか?
- 対象がどんな状態であっても健康に戻せるのか?
- (スタンドとは関係ないが)コニーリオとジョースター家には血縁関係があるのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2009/06/01
| サタニック・カプラー |
| SATANIC COUPLER |
| (凶悪連結器) |
本体:アブサロム
発現からの経緯:本体が16〜20歳の時(1980年代)に『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が20歳の時(1980年代後半)。
タイプ:近距離、一体化、直接攻撃型
特徴:ディーゼル機関車型。スタンド像単体では発現できず、金属等と一体化する。形状はどんどん変化していく。
能力:金属(鉄骨)等と一体化して超強力な機関車を作り上げる。
- 車内の生物に触手を伸ばし、列車に関する記憶を読み取る。この際、嘘は見破る。
- 列車に関する「情報」を得る事により、それに合わせてメタモルフォーゼ(改良変型)する。
- 内部からの攻撃は吸収、または反射し、外部は凄まじい強度を誇る。ただし、底部は比較的弱い。
- 列車は機関車部から常に「線路の続き」を出し、その上を走り続ける事ができる。
- 空気中の塵や埃と一体化して極小の列車を作る事もできる。(本体が乗り込まなくても操作できる)
- 本体の意識(命?)が途絶えると同時に自爆するように設定できる。(ブラフか?)
補足:本体はエジプトの砂漠育ちで、幼い頃から「文明」(特に列車)に対して強い憧れを抱いていた。しかし、妹(ミカル)とともに都会に出かけて事故に遭い、その前後の経緯が元で「文明人」を強く憎むようになった。それでも捨て去る事のできない「文明」に対する妄執が、このスタンドに反映されているものと思われる。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:1〜2m(基本的に本体は常に運転席にいる)
能力射程:−
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | A | A | A | D | A |
謎・疑問点
- 列車が通常サイズの場合、本体は運転席から出られるのか?また、外に出た状態で列車を動かせるのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『砂漠発地獄(ヘルシティ)行』
Last Update 2009/06/01
本体:蓮見 琢馬(はすみ・たくま)
発現からの経緯:本体の生まれ付き。ただし、完全に覚醒したのは本体が7〜10歳の時(1990〜92年)である(それ以前については補足参照)。本体が17歳の時(2000年3月17日)、本体自身が能力に命名。同日、死亡した事で消滅。
タイプ:中距離、精神攻撃型
特徴:本型。サイズや外見は本物のハードカバーの単行本とほとんど変わらない。右綴じ。外見上の厚さは3cm程度(約380ページ相当)。表紙はダークブラウンの革上で、何も描かれていない。最初数ページと後半は白紙。古本のようなにおいがする。本体にとってはほぼ実体同様に扱える(上に物を乗せたり破ったページを封筒に入れたりもできる)。
能力:本体のあらゆる記憶を記録し、読む者にそれを伝える。
- 本体が胎児以前(胚)の頃からその時点まで五感で得た情報、および感情や思考内容の全てが日本語の文章(小説)形式で記載される。
- 内容はリアルタイムで更新され、外見上の厚みは変わらないが、実際に開いた時のページ数はどんどん増えていく。
- 本体が得た情報は、本体自身がその時点で認識できなかったものも含めて全て記録される。(例:人混みの中で視界に入った全員の顔、本体の動体視力の限界を超える速さの映像etc)
- 逆に、『本』に記録された内容は、必ずしも本体の「その時点での(通常の意味での)記憶」に残っているとは限らない。
- 内容はあくまで「文章」だが、それを読めば当時の状況と思考内容を感情と五感の全てでリアルに認識(追体験)できる。
- 記憶の元が一瞬の出来事であっても、追体験時は任意でビデオのような「スロー再生」「巻き戻し」等ができる。
- まぐれで一度だけ成功した行動でも、その「記録」を何度も読み返す事は最高の反復練習となる。(「コツを掴める」だけで筋力等は変わらないが)
- 怪我や病気の「記録」を読むと、その苦痛、症状、外傷等がそのまま再現される。(心身だけで、着衣等には影響しない)
- この『本』を「読む」場合、一瞬でもページが視界に入った時点でその部分を「読んだ」事になる。ただし認識や理解が困難な内容はゆっくり何度も読み返す必要がある。
- 本体の思い浮かべる条件(五感情報等)に合致する記載内容を「検索」できる。その際、該当件数までわかる。
- 「検索」時、自動で該当ページを開く事もできる。その際、『本』の最後(最新情報)から順にページがめくれるため、古い内容ほど所要時間が長くなる。
- 『本』自体は自力で移動できないが、ページの開閉は本体の任意。また、本体の手元から離れた状態でも遠隔操作できる。
- 他者に『本』を読ませる事でその内容通りの記憶を植え付け、『感情移入』により、本体が読んだ場合と同様の状態にする事ができる。
- 『本』はスタンド使いにしか見えないが、ページを相手の視野に入れればスタンド使い以外にも効果が発動する。(視覚ではなく魂による認識)
- 他者が読む場合、相手が「日本語を読んで理解できる」事と「文章を判読できる環境(明るさetc)にある」事が必要となる。そのため、盲人、外国人、動物等には無効である。
- 本体には(蘇生経験者や幽霊等でない限り)「死んだ記憶」はないため、この能力で他者を即死させる事はできない。(「救助されなければ死んでいたはずの怪我」等の記憶で結果的に殺害できるが)
- 本から破り取ったページでも効果は変わらない(ただし遠隔操作不能)。また、(少なくとも本体の意思であれば)破り取ったページは後で再生し、ダメージ等もない。
- 本体自身が読んで害になる箇所を『禁止区域』に設定できる。(『本』に具体的変化があるのか、本体の認識上なのかは不明)
補足:この能力が完全覚醒する以前は、本体自身が『本』と同様の記憶力を持っていた。しかし、それは「覚える」だけのもので、記憶した情報を組み合わせて未知のものに到達できるような「天才」とは異なっていた。また、「何でも覚えてしまう上に忘れる事はできない」というある種の記憶障害状態だった。そのため、膨大な記憶が本体の処理能力の限界を超えてしまい、苦痛を伴う記憶を唐突に思い出す等、精神状態や対人関係等の悪化を招いた。やがて本体は自殺を図り、入院中の病室で初めて『本』を発現させた。その後、本体自身の(通常の意味での)記憶力は徐々に低下し、通常生活が送れるようになった模様。
補足2:このスタンドの名称の日本語表記は公式資料には存在しないが、『ザ・ブック』と思われる。
ダメージ伝達:なし、または表紙へのダメージのみほぼ部位相応(少なくとも『本』が解体されても本体が死ぬ事はないが、実際に『本』が大破した時は本体も同時に攻撃を受けていたため因果関係は不明)。ただし本体のダメージは『本』(特に表紙)にフィードバックされる。また、本体が脳にダメージを受ける等して記憶自体が欠落すると、『本』から該当ページが抜け落ちる。
射程距離:30m(破り取ったページも含め、それ以上離れた時点で消える)
能力射程:2m(ページを目にして効果が発動する距離)
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | − | A(ページめくり) | A | E | A |
謎・疑問点
- 後半の白紙のページ数は何を基準に決まっているのか?また、記述のあるページ数が増えたり本体が老人になったりしても白紙は減らないのか?
- どんなに速い映像でも記録されるのか?本当に全く影も形も見えないほど速い映像でもか?
- 他者に『本』を読ませる場合、相手の視力によって能力射程は変わるのか?
- 「日本語自体は読めるがそのページ内の特定の漢字1文字だけが読めない」者が『本』を読んだ場合、効果はあるのか?
- 『本』の効果で病気になった者の体内には病原菌自体も発生するのか?それとも症状だけが再現されるのか?
- もし本体が一旦死んで蘇生したり幽霊になったりした場合、『本』には「死んだ記憶」が記録され、即死攻撃が可能となるのか?
- 例えば本体が『クレイジー・ダイヤモンド』による治療を経験した場合、その記憶による自他の治療は可能か?
- 本体が心身に影響を受けないように『本』の内容を純粋に文章データとしてのみ読む方法はないのか?(ないようだが)
- 『本』の『禁止区域』には具体的に何らかの変化があるのか?単に本体の認識上の問題か?
→しおりを挟むようなものでは?
参照:小説『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』
Last Update 2009/06/01
本体:ソリョラ・ロペス
※偽名「セッピア」
発現からの経緯:『矢』によって発現。本体が老人の時(2001年春)、死亡した事で消滅。
タイプ:特殊用途型
特徴:スタンドの像はない。
能力:本体が左右の手で触れた対象同士の位置を入れ替える。
- 入れ替える際に時間差を付けて出現させる事もできる。
- 片方の手で本体自身の体に触れる事で瞬間移動が可能。
補足:発現当初は時間差を付ける事はできなかったらしい。
ダメージ伝達:−
射程距離:−
能力射程:本体が触れたもの
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | − | − | B | − | B |
謎・疑問点
- 触れた対象が液体や気体の場合はどうなるのか?(全体かその部分か)
- 他者のスタンドだけを移動させる事は可能か?(そもそもスタンドにも有効なのか?)
- 時間差は最高でどの程度か?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2009/06/01
| ストレンジ・リレイション |
| STRANGE RELATION |
本体:氏名不詳(一度「ストレンジじじい」と名乗った事がある)
発現からの経緯:本体の生まれ付き。本体が自称89歳の時(1980年代後半)、精神的ダメージにより認知症となったため、使用不能となる。
タイプ:中距離、精神攻撃型
特徴:音状。本体が手回しオルガンを奏でる事で、その音がスタンドとなって発現または発動する。
能力:手回しオルガンの奏でる音楽によって、聞く者の心を操る。
- 手回しオルガンによる通常の音と同時に、スタンド使いだけに聞こえる「スタンドの音」が発生し、後者が能力効果を発動させる。
- 対象はスタンド使いに限られるが、同時に何人でも操れる。
- 一旦音楽を聞かせれば、その洗脳効果は、多少音楽が途絶えたり、対象が音の聞こえない所に行ったりした程度なら維持される。
- 操る相手に追加の命令を下すには、更に音楽を聞かせなければならない。
- 洗脳効果は一定時間(数分以上?)音楽が途絶えると解除される。
- 洗脳効果は、ある程度「まともな音(曲?)」でなければ発動しない。そのため、楽器に不具合が発生すると使用不能になる。
- 超低周波振動により、物理的破壊力を生み出す。 (これは「まともな音」でなくても発生する)
ダメージ伝達:不明(「音」なので、そもそもダメージを受けるのか不明)
射程距離:音楽の聞こえる距離(50m程度?)
能力射程:一旦操ればその効果は射程距離+数十m程度まで持続する(距離ではなく時間制限の可能性もある)
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | B | 音速 | C | E | E |
謎・疑問点
- 使用する手回しオルガンの条件は?また、他の楽器での代用は可能か?
- 洗脳の精度はどの程度か?相手の頭脳や知識をフルに活用させるような命令も可能か?
- 音を聞いてしまった者に回避方法はないのか?
- 最低限、どの程度の音量が必要なのか?
- 耳の聞こえない者や鼓膜が破れている者にも有効なのか?
参照:CD・カセットブック『ジョジョの奇妙な冒険第1巻 空条承太郎見参の巻』収録『第2章 幻惑の旋律〜ストレンジ・リレイション!』
Last Update 2009/06/01
| ダーク・ミラージュ |
| DARK MIRAGE |
| (闇の蜃気楼) |
本体:ミカル
発現からの経緯:本体が13〜17歳の時(1980年代)に『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が17歳の時(1980年代後半)。
タイプ:近距離、具現化攻撃型
特徴:人型。全長2m。透明なクリスタル状の身体。胸に大きな集光レンズがはめ込まれている。また、本体は過去に喉に負った傷のため、声を出す事ができない。
能力:蜃気楼を実体化させ、本物の物質へと変える。
- 蜃気楼を実体化する際に、大きさを自由に変える事ができる。
- 1つの蜃気楼に対して、複数実体化できる(コピー機能)。
- 実体化した蜃気楼をある程度自由に操作できる。
- 本体が蜃気楼を肉眼で見る事ができる状況でないと使用できない。
補足:本体はエジプトの砂漠育ちで、幼い頃から蜃気楼が好きだった。それがこのスタンド能力に反映されているものと思われる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:半径100m
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | E | E | D | C | B |
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『砂漠発地獄(ヘルシティ)行』
Last Update 2009/06/01
| パブリック・イメージ・リミテッド |
| PUBLIC IMAGE LIMITED |
本体:リガトニ
発現からの経緯:『矢』によって発現。2001年春、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、一体化、物質操作、特殊攻撃型
特徴:弾丸型。スタンド像単体では発現できず、ライフルの弾丸と一体化する。全長10cm。色は青で、小さな腕とサメのような顔がある。
能力: 一体化した弾丸が命中した標的からスタンドのエネルギーを吸収する。
- 発射時に込められたエネルギーを着弾時に使い切り、それと同量のエネルギーを標的から吸収する。
- 狙撃失敗時はエネルギーを補給できないため、最悪の場合、本体が死に至る危険もある。
- エネルギーを奪われた標的はスタンド能力を使えなくなる。(能力が解除されれば元に戻る)
- スタンド使い以外を狙撃してもエネルギーは吸収(補給)できない。
- 1回の狙撃で費やすエネルギーは自在にセーブできる。
- 一体化した弾丸の速度を4倍にし、威力(貫通力)を激増させる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:150m
能力射程:弾丸が命中した相手
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | A | A | E | A | E |
謎・疑問点
- 弾丸とは一体化しているのか?それとも憑依か?
- 媒介となる弾丸はライフル弾に限るのか?
- 射撃精度はどこまでが本体の腕前なのか?どの程度スタンドでコントロールしているのか?
- 一度スタンドのエネルギーを吸い取られた者は自然に回復する事はないのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2009/06/07
|
しん |
|
そうせい |
|
しょ |
|
| プタハ |
神 |
( |
創世 |
の |
書 |
) |
| THE GENESIS OF UNIVERSE |
本体:書記アニ(自称)
発現からの経緯:本体の生まれ付き(1000年以上前?)。本体が老人の時(1980年代後半)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、具現化攻撃型
特徴:『創世の書』と呼ばれる本がスタンド(またはその媒介)。
能力:本体が『創世の書』に記されている内容を読み上げる事でそれを具現化する。
- この世に具現化できるのは、同時には1項目だけ。
- 発生したものは決して幻ではないが「実物」でもない。(スタンドに近い?)
- 『創世の書』の一部が破損すると、その部分に書かれた内容を具現化できなくなる。
補足:本体の発言内容が本当なら、彼とこのスタンドは1000年以上昔から存在している事になる。ただし、ジョセフ・ジョースター達は「当時の人間のスタンドが『創世の書』に宿っていて、老人(本体)を操っている」と推理していた。なお、この老人は死後、風化するように消滅し、『創世の書』も同様に消滅した。
ダメージ伝達:なし
射程距離:数m
能力射程:数十m
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | − | − | A | − | E |
謎・疑問点
- 『アヌビス神』のように本体を乗っ取っていたのか?それとも……?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『熱き砂の墓標』
Last Update 2009/06/01
| メモリー・オブ・ジェット |
| MEMORY OF JET |
| (黒い琥珀の記憶) |
本体:双葉 照彦(ふたば・てるひこ)
※旧姓「大神(おおがみ)」
発現からの経緯:本体が20代前半の時(1981年7月以前)、ヨーロッパの骨董屋にあった『矢』(時期的に判断して、ディアボロの発掘した6本の『矢』とは別物)によって発現。本体が40代前半の時(2000年3月17日)、死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、隔離、精神攻撃型
特徴:スタンドの像はない。
能力:特定の場所や人に他者が近付けないようにする。
- 指定した場所を「立ち入り禁止区域」とし、「そこには何故か誰も近付かない」状態にできる。
- 「立ち入り禁止区域」は、周囲の者の意識の外に置かれた状態になる。(例:そこから出た音や臭いは周囲に気付かれる事はない)
- 本体は能力の影響を受けない。また、特定の生物(人間に限らない)を効果対象から除外できる。(能力を一時的に解除しただけ?)
- 指定した者同士を決して近付けないようにできる。この場合、両者が望んでも巡り合う事はない。(詳細不明)
- 人間(生物)同士を近付けないようにする場合、その一方だけが本体の近くにいれば能力を発動できる。
- 対象が場所と人のどちらの場合でも、対象やそれに近付けなくなった者達に物理的影響は全くない。また、空間等を操作しているわけでもない。
- 能力効果は本体が解除または死亡しない限り年単位で持続し、本体が眠っている程度なら維持される。
補足:実例として、本体はこの能力で飛来明里という女性を1981年7月末から約1年(明里が死亡するまで)、職場のビルとビルの隙間に監禁していた事がある。そこは元々あまり人から気に留められる事がなく、構造的に自力での脱出がほぼ不可能な場所ではあったが、明里は終盤にはその場で出産までしたにもかかわらず誰にも気付かれる事なく、結果的に死ぬまでそこに閉じ込められる事となった。その期間中にそこを訪れたのは本体、その共犯者とその飼い猫、鼠だけであった。また、そのまま放置された明里の死体は腐乱した末に白骨化したが、スタンド能力で事情を知った明里の息子(蓮見琢馬)がそこを訪れるまで約12年間、結局誰もそれに気付く事はなかった。
補足2:この能力に関しては飛来明里監禁致死事件と、本体が娘(双葉千帆)から蓮見琢馬を遠ざけようとした際の証言からのみデータを得ている。よって、能力の内容や発動条件等についての詳細は大半が不明である。なお、本体は「スタンド」という概念を知らず、この能力についても飛来明里の監禁致死に成功した「幸運」を自らの「特別な能力」と認識するに至ったものと思われる。以上から、スタンドの像が存在しない、具体的な条件設定や準備を必要としない能力で、最初は本体が強くそれを望む事で無意識的に発動していて、自覚とともに任意で発動できるようになったものと推測できる。
ダメージ伝達:−
射程距離:−
能力射程:解釈次第(少なくともkm単位?)
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
| SPWオリジナル | − | − | A | − | E |
謎・疑問点
- 飛来明里監禁致死事件の際は効果が1年以上持続したが、元々それだけの持続力があるのか?それとも本体が仕事でほぼ毎日その場を訪れていたからか?
- 「誰も気付かなくなる」効果はどの程度か?例えば飛来明里が監禁場所で火事や爆発等を起こしても、やはり誰も気付かなかったのか?
- 「立ち入り禁止区域」は複数同時に設定できるのか?
- 「対象に近付けなくなる者」は自由に設定できるのか?
- 自分自身に誰も近付けなくする事はできるのか?(できればほぼ「無敵」?)
- 「近付けなくなった者」同士を物理的に無理に移動させて会わせようとするとどうなるのか?
- 干渉しているのは周囲の者の精神か?それとも運命か?
- 蓮見琢馬が飛来明里の事件に気付き、死亡場所に辿り付けたのは何故か?(効果切れ?事情を正確に知ったから?スタンド使いだから?)
- 能力には直接関係ないが、能力発現の原因になったと思われる『矢』は何だったのか?
参照:小説『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』
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